Contents
  1. 冬の停電で怖いのは「寒さ」と「誤った暖の取り方」
  2. 暖房が使えないときにまず確認すること
  3. 電気を使わずに寒さをしのぐ基本対策
  4. 冬の停電に備えたい防寒グッズ
  5. カセットガスストーブ・石油ストーブを使うときの注意点
  6. 発電機・カセットこんろの危険な使い方
  7. 高齢者・乳幼児・ペットがいる家庭の冬の停電対策
  8. 温かい食事と飲み物を用意する備え
  9. 冬の停電で避けたい行動
  10. 冬の停電対策チェックリスト
  11. まとめ:冬の停電は「暖かさ」と「安全」をセットで備える
  12. 参考情報

冬の停電で怖いのは「寒さ」と「誤った暖の取り方」

冬の停電でまず困るのは、暖房が使えなくなることです。

エアコン、電気ストーブ、こたつ、床暖房、電気毛布など、普段の暖房を電気に頼っている家庭は多いと思います。

停電が短時間で復旧すれば大きな問題にならない場合もありますが、夜間や早朝、真冬の寒波、大雪、地震後の停電では、室内温度が大きく下がることがあります。

特に注意したいのが、低体温症です。

体が冷え続けると、震え、判断力の低下、動きにくさ、意識障害などにつながるおそれがあります。

高齢者、乳幼児、持病がある方、体力が落ちている方は、寒さの影響を受けやすいため注意が必要です。

もうひとつ怖いのが、誤った暖の取り方です。

寒さをしのぐために、発電機、カセットこんろ、七輪、練炭、バーベキューコンロなどを室内で使うと、一酸化炭素中毒につながるおそれがあります。

一酸化炭素は、色もにおいもないため、気づかないうちに中毒になることがあります。

また、ストーブやカセットガス機器の使い方を誤ると、火災、やけど、酸欠、ボンベの破裂などの危険もあります。

冬の停電対策では、単に「暖を取る」だけでなく、「安全に暖を取る」ことが何より大切です。

暖房が使えないときにまず確認すること

冬に停電したら、すぐに暖房器具を使う前に、まず状況を確認しましょう。

確認すべきことは、家族の体調、室内の寒さ、停電の範囲、復旧見込み、移動できる場所です。

家族の体調を確認する

最初に確認したいのは、家族の体調です。

寒さの感じ方は人によって違います。

自分は我慢できても、高齢者や乳幼児、病気療養中の方には大きな負担になっていることがあります。

次のような様子がないか確認しましょう。

  • 体が震えている
  • 手足が冷たい
  • 顔色が悪い
  • 反応が鈍い
  • ぼんやりしている
  • 動きたがらない
  • 眠そうにしている
  • 普段より口数が少ない
  • 呼びかけへの反応が弱い

寒さで体調が悪くなっている可能性がある場合は、衣類や毛布で体を温め、暖かい飲み物を取れる状態であれば少しずつ飲ませます。

ただし、意識がはっきりしない、反応が悪い、強い体調不良がある場合は、自己判断せず、救急相談や119番通報を検討してください。

室温と停電の復旧見込みを確認する

次に、室温を確認します。

温度計があれば、感覚だけでなく数字で確認しましょう。

冬は、気づかないうちに室温が下がっていることがあります。

特に夜間は、外気温が下がり、窓や床から冷気が入りやすくなります。

あわせて、停電の範囲や復旧見込みも確認します。

スマホが使える場合は、電力会社、自治体、防災アプリ、ラジオなどで情報を確認しましょう。

ただし、スマホの充電を使い切らないよう、低電力モードにし、画面の明るさを下げるなどの工夫も必要です。

自宅にとどまるか、暖かい場所へ移動するか判断する

冬の停電が長引く場合、自宅にとどまることが必ずしも安全とは限りません。

特に次のような場合は、暖かい場所へ移動する選択肢も考えましょう。

  • 高齢者や乳幼児がいる
  • 持病がある家族がいる
  • 室温が大きく下がっている
  • 暖を取る手段がない
  • 停電の復旧見込みが立たない
  • 断水やトイレの問題も起きている
  • 大雪や余震で自宅の安全に不安がある

避難所だけでなく、親戚宅、知人宅、ホテル、自治体が開設する暖房のある避難先など、複数の選択肢を平時から考えておくと安心です。

ただし、吹雪や道路凍結、夜間の移動は危険な場合があります。

移動そのものが危ない場合は、無理に外へ出ず、自宅内で最も安全で暖かい場所に集まることも検討します。

電気を使わずに寒さをしのぐ基本対策

暖房が使えないときは、まず体温を逃がさない工夫をします。

電気を使わずにできる防寒対策は、特別な道具がなくても始められます。

重ね着で体温を逃がさない

寒さ対策の基本は、重ね着です。

厚い服を1枚着るよりも、薄手の衣類を重ねた方が、服と服の間に空気の層ができ、体温を逃がしにくくなります。

おすすめは、次のような組み合わせです。

  • 肌着
  • 長袖の服
  • フリースやセーター
  • ダウンベストや上着
  • 厚手の靴下
  • 帽子
  • 手袋
  • ネックウォーマー

室内でも、帽子やネックウォーマーを使うと体感が変わります。

寒いときは上半身だけでなく、足元も冷えやすいため、靴下を重ねる、スリッパを履く、足元に毛布をかけるなどの工夫をしましょう。

ただし、衣類を重ねすぎて動きにくくなると、転倒の原因になることがあります。

高齢者や子どもは、動きやすさも考えて調整しましょう。

首・手首・足首を温める

寒さ対策では、「首」と名前がつく部分を温めると効果的です。

首、手首、足首は、冷えを感じやすい場所です。

ネックウォーマー、マフラー、手袋、厚手の靴下、レッグウォーマーなどを使って、冷気が入りにくいようにしましょう。

また、腰やお腹を温めることも大切です。

使い捨てカイロを使う場合は、衣類の上から貼るタイプを使い、直接肌に貼らないようにします。

寝るときは、カイロを貼ったまま長時間同じ場所に当て続けると低温やけどのおそれがあります。

必ず製品の注意表示に従いましょう。

床と窓からの冷気を遮る

冬の停電では、床や窓からの冷えも大きな問題です。

特にフローリングの床に直接座ったり寝たりすると、体温が奪われやすくなります。

床の冷えを防ぐには、次のようなものを敷くと効果的です。

  • 段ボール
  • レジャーシート
  • 断熱マット
  • ヨガマット
  • 毛布
  • ラグ
  • 新聞紙
  • アルミシート

避難所でも、床からの冷えは大きな負担になります。

自宅にある段ボールやレジャーシートを活用するだけでも、床からの冷えを和らげることができます。

窓からの冷気対策としては、厚手のカーテンを閉める、雨戸やシャッターを閉める、窓際に段ボールや断熱シートを置く方法があります。

部屋全体を暖めようとするより、家族が1つの部屋に集まり、冷気が入りにくい状態を作る方が現実的です。

冬の停電に備えたい防寒グッズ

冬の停電に備えるなら、電気を使わない防寒グッズを用意しておくと安心です。

大切なのは、暖房器具だけに頼らないことです。

衣類、寝具、断熱用品、温かい食事を組み合わせることで、体温を守りやすくなります。

アルミ保温シート・毛布・寝袋

アルミ保温シートは、軽くてコンパクトに保管できる防寒用品です。

体に巻いたり、床に敷いたり、毛布と組み合わせたりして使えます。

ただし、アルミ保温シートだけで十分に暖かくなるわけではありません。

体温を逃がしにくくする補助用品と考えましょう。

毛布や寝袋も重要です。

特に寝袋は、体を包み込む形になるため、避難所や停電時の就寝時に役立ちます。

自宅で使う場合は、次のように重ねると冷えを防ぎやすくなります。

  • 床に段ボールや断熱マットを敷く
  • その上に毛布やマットを敷く
  • 寝袋や布団に入る
  • 上から毛布や上着をかける

床からの冷気を遮ることを忘れないようにしましょう。

使い捨てカイロ・湯たんぽ

使い捨てカイロは、冬の防災で使いやすいアイテムです。

停電時だけでなく、避難所への移動中にも使えます。

ただし、低温やけどには注意が必要です。

低温やけどは、心地よいと感じる程度の温度でも、長時間同じ場所に当たり続けることで起こることがあります。

カイロを使うときは、次の点に注意しましょう。

  • 直接肌に貼らない
  • 就寝時に貼ったままにしない
  • 同じ場所に長時間当てない
  • 高齢者、乳幼児、皮膚感覚が鈍い方は特に注意する
  • 使用期限を確認する
  • 破れたものは使わない

湯たんぽも、電気を使わない防寒用品として役立ちます。

ただし、湯たんぽも低温やけどの原因になることがあります。

専用カバーやタオルで包み、直接肌に触れないようにし、長時間同じ場所に当て続けないようにしましょう。

また、熱湯を扱うため、やけどにも注意が必要です。

段ボール・断熱マット・レジャーシート

冬の停電では、床からの冷えを防ぐことがとても重要です。

段ボール、断熱マット、レジャーシートは、床に敷くだけでも冷えを和らげる助けになります。

特に避難所やフローリングの部屋では、床に直接座ると体温を奪われます。

自宅で在宅避難する場合も、家族が過ごす部屋に断熱できるものを集めておきましょう。

段ボールは、防災専用品ではありませんが、災害時には断熱、目隠し、簡易収納、すきま風対策などに使える便利な素材です。

ただし、火気の近くに置くと燃えやすいため、ストーブやこんろの近くでは使わないようにしましょう。

カセットガスストーブ・石油ストーブを使うときの注意点

冬の停電対策として、電気を使わない暖房器具を検討する家庭もあります。

カセットガスストーブや石油ストーブは、停電時の暖房手段として役立つ場合があります。

ただし、使い方を誤ると、一酸化炭素中毒、火災、やけど、酸欠などの危険があります。

購入する場合も、使用する場合も、必ず製品の取扱説明書を確認し、使用できる場所や換気方法を守りましょう。

一酸化炭素中毒を防ぐために換気する

カセットガスストーブや石油ストーブなど、燃焼する暖房器具を使う場合は、換気が必要です。

燃焼には酸素が必要で、不完全燃焼が起こると一酸化炭素が発生するおそれがあります。

一酸化炭素は無色・無臭で、気づきにくい気体です。

頭痛、吐き気、めまい、だるさなどが起きたときには、すでに危険な状態になっている可能性があります。

暖房器具を使うときは、次の点に注意しましょう。

  • 定期的に窓を開けて換気する
  • 換気扇だけに頼らない
  • 取扱説明書の換気方法を守る
  • 狭い部屋で長時間使い続けない
  • 就寝中は原則として使用を避ける
  • 少しでも異常を感じたら使用を中止する
  • 一酸化炭素警報器の設置も検討する

寒いからといって換気をしないのは危険です。

「暖かいけれど換気しない部屋」よりも、「少し寒くても安全な部屋」を優先しましょう。

火災・やけど・転倒に注意する

ストーブ類は、火災ややけどにも注意が必要です。

停電中は部屋が暗く、足元が見えにくくなります。

そのため、ストーブにつまずいたり、燃えやすいものが近づいたりしやすくなります。

使用時には、次の点を確認しましょう。

  • 周囲に燃えやすいものを置かない
  • カーテン、布団、衣類、段ボールから離す
  • 洗濯物をストーブの上や近くに干さない
  • 子どもやペットが近づけないようにする
  • 給油は必ず火を消してから行う
  • 灯油とガソリンを間違えない
  • 転倒しにくい平らな場所で使う
  • 就寝時や外出時は消す

石油ストーブは、給油時のミスにも注意が必要です。

古い灯油や誤った燃料の使用は、異常燃焼や事故につながる可能性があります。

燃料の保管と使用期限を確認する

カセットボンベや灯油は、備蓄しておけば安心というわけではありません。

保管方法や使用期限を確認しておく必要があります。

カセットボンベは、高温になる場所や直射日光が当たる場所、火気の近くを避けて保管します。

古いボンベやさびたボンベ、変形したボンベは使わないようにしましょう。

灯油も、長期間保管すると劣化することがあります。

古い灯油を使うと、ストーブの故障や異常燃焼につながる可能性があります。

燃料の管理では、次の点を確認しましょう。

  • 使用期限や製造時期
  • 保管場所
  • 容器の状態
  • さびや変形の有無
  • 取扱説明書の保管方法
  • 必要量を買いすぎていないか
  • 子どもの手が届かない場所か

燃料は、災害時に役立つ一方で、火災のリスクもあります。

安全に保管できる範囲で備えることが大切です。

発電機・カセットこんろの危険な使い方

冬の停電時に、発電機やカセットこんろを使おうと考える方もいるかもしれません。

しかし、これらは使い方を誤ると非常に危険です。

発電機は屋内で絶対に使わない

携帯発電機は、屋内、玄関、車庫、ベランダ、テント内、車内などで使ってはいけません。

発電機の排ガスには一酸化炭素が含まれており、換気が不十分な場所で使用すると、一酸化炭素中毒のおそれがあります。

屋外で使う場合でも、窓や換気口、出入口の近くに置くと、排ガスが室内に入り込む可能性があります。

発電機は、必ず屋外の風通しのよい場所で、取扱説明書に従って使用します。

「少しだけなら大丈夫」
「窓を開ければ大丈夫」
「玄関なら屋外に近いから大丈夫」

このような考え方は危険です。

発電機は、屋内では絶対に使わないことを家庭内で共有しておきましょう。

カセットこんろを暖房代わりにしない

カセットこんろは、災害時の調理には役立つ備えです。

しかし、暖房器具ではありません。

部屋を暖めるために長時間使うことは避けましょう。

カセットこんろを使う場合も、換気が必要です。

また、次のような使い方は危険です。

  • 2台並べて大きな鍋や鉄板を置く
  • ボンベ部分を覆うような大きな調理器具を使う
  • テントや車内で使う
  • こんろの近くにボンベを置く
  • 暖房代わりに長時間燃やす
  • 就寝中に使う

カセットこんろは、あくまで調理用です。

暖房代わりに使わないようにしましょう。

高齢者・乳幼児・ペットがいる家庭の冬の停電対策

冬の停電では、家族構成に合わせた備えが必要です。

特に高齢者、乳幼児、ペットは、寒さの影響を受けやすい場合があります。

高齢者がいる家庭

高齢者は、寒さや体調の変化に気づきにくい場合があります。

また、夜間の停電で足元が暗くなると、転倒の危険も高まります。

備えておきたいものは、次のとおりです。

  • 厚手の靴下
  • ネックウォーマー
  • 膝掛け
  • 毛布
  • 使い捨てカイロ
  • センサーライト
  • 懐中電灯
  • 常備薬
  • おくすり手帳
  • 飲料水
  • 食べやすい常温保存食品

高齢者の場合、トイレを我慢しようとして水分を控えることがあります。

冬でも脱水には注意が必要です。

温かい飲み物を用意できるように、カセットこんろや保温ボトル、常温で飲みやすい飲料を備えておくと安心です。

乳幼児がいる家庭

乳幼児は体温調整が未熟です。

寒すぎても、厚着をさせすぎても体調を崩すことがあります。

備えておきたいものは、次のとおりです。

  • 着替え
  • 肌着
  • 靴下
  • 帽子
  • ブランケット
  • 抱っこひも
  • ミルク
  • 液体ミルク
  • 使い捨て哺乳瓶
  • おむつ
  • おしり拭き
  • 保温できる授乳ケープ

抱っこひもは、避難時だけでなく、体を密着させて赤ちゃんを安心させるためにも役立ちます。

ただし、カイロや湯たんぽを赤ちゃんに直接使うのは避け、低温やけどに十分注意しましょう。

ペットがいる家庭

犬や猫などのペットも、寒さで体調を崩すことがあります。

特に高齢のペット、子犬・子猫、持病があるペット、短毛種は注意が必要です。

備えておきたいものは、次のとおりです。

  • ペット用毛布
  • 保温マット
  • ケージ用カバー
  • 飲料水
  • フード
  • 常備薬
  • ペットシーツ
  • 防寒できる居場所
  • キャリーバッグ

ペット用の電気ヒーターを使っている家庭では、停電時に使えなくなることを想定しておきましょう。

湯たんぽを使う場合は、かじって破損しないようにし、低温やけどにも注意します。

温かい食事と飲み物を用意する備え

冬の停電では、温かい食事や飲み物があるだけで、体も気持ちも落ち着きやすくなります。

ただし、調理には火や燃料を使うため、安全確認が必要です。

備えておくとよいものは、次のとおりです。

  • カセットこんろ
  • カセットボンベ
  • レトルト食品
  • フリーズドライ食品
  • インスタント味噌汁
  • スープ
  • パックごはん
  • おかゆ
  • 缶詰
  • 保温ボトル
  • 紙皿・紙コップ
  • ラップ
  • ウェットティッシュ

カセットこんろを使う場合は、必ず換気を行い、周囲に燃えやすいものを置かないようにします。

また、カセットボンベの本数は、使用頻度や家族人数によって変わります。

調理にどのくらい使うか、平時に一度試しておくと現実的な備蓄量を考えやすくなります。

温かいものを食べることは大切ですが、無理に調理しなくてもよい食品も備えておきましょう。

停電時や余震が続く状況では、火を使わない食事の方が安全な場合もあります。

冬の停電で避けたい行動

冬の停電では、寒さをしのごうとして危険な行動を取ってしまうことがあります。

次のような行動は避けましょう。

発電機を屋内で使う

発電機を屋内で使うのは非常に危険です。

玄関、車庫、ベランダ、テント、車内も安全とはいえません。

一酸化炭素中毒を防ぐため、発電機は必ず屋外の風通しのよい場所で使い、排ガスが室内に入らないようにします。

カセットこんろを暖房代わりにする

カセットこんろは調理用です。

部屋を暖めるために長時間使うことは避けてください。

一酸化炭素中毒、酸欠、火災、ボンベの過熱などの危険があります。

換気せずにストーブを使い続ける

寒いからといって、換気をせずに燃焼する暖房器具を使い続けるのは危険です。

カセットガスストーブや石油ストーブを使う場合は、取扱説明書に従い、必ず換気を行いましょう。

カイロや湯たんぽを長時間同じ場所に当てる

カイロや湯たんぽは便利ですが、低温やけどに注意が必要です。

特に高齢者、乳幼児、皮膚感覚が鈍い方、就寝中は注意しましょう。

直接肌に当てず、長時間同じ場所に置かないようにします。

寒い室内で我慢し続ける

停電が長引き、室内が大きく冷え込んでいる場合、自宅にとどまり続けることが危険になる場合があります。

高齢者や乳幼児がいる家庭では、暖かい避難先へ移動する選択肢も考えておきましょう。

冬の停電対策チェックリスト

最後に、冬の停電に備えて確認したいものを整理します。

防寒用品

  • 厚手の靴下
  • 手袋
  • 帽子
  • ネックウォーマー
  • フリース
  • ダウンベスト
  • 毛布
  • 寝袋
  • アルミ保温シート
  • 使い捨てカイロ
  • 湯たんぽ
  • 断熱マット
  • レジャーシート
  • 段ボール

照明・電源

  • 懐中電灯
  • ランタン
  • ヘッドライト
  • 予備電池
  • モバイルバッテリー
  • 充電ケーブル
  • ポータブル電源
  • 携帯ラジオ

調理・温かい食事

  • カセットこんろ
  • カセットボンベ
  • レトルト食品
  • フリーズドライ食品
  • インスタントスープ
  • パックごはん
  • おかゆ
  • 紙皿
  • 紙コップ
  • ラップ
  • ウェットティッシュ

安全対策

  • 一酸化炭素警報器
  • 消火器
  • 火災警報器
  • センサーライト
  • 使い捨て手袋
  • 常備薬
  • おくすり手帳
  • 緊急連絡先メモ

家族構成別

  • 高齢者用の膝掛け・常備薬
  • 乳幼児用の着替え・ミルク・おむつ
  • ペット用毛布・フード・水
  • 持病がある方の医療情報
  • 避難先の連絡先

すべてを一度にそろえる必要はありません。

まずは、毛布、寝袋、カイロ、モバイルバッテリー、ランタン、カセットこんろ、温かく食べられる食品から見直すと実用的です。

まとめ:冬の停電は「暖かさ」と「安全」をセットで備える

冬の停電では、暖房が使えなくなることで室内が大きく冷え込み、低体温症のリスクが高まることがあります。

特に高齢者、乳幼児、持病がある方、ペットがいる家庭では、寒さを我慢し続けないことが大切です。

まずは、体温を逃がさない工夫をしましょう。

重ね着をする。
首・手首・足首を温める。
床に段ボールや断熱マットを敷く。
毛布や寝袋、アルミ保温シートを使う。
家族が1つの部屋に集まって過ごす。

こうした工夫だけでも、寒さの感じ方は変わります。

一方で、暖を取るための器具には注意が必要です。

発電機を屋内で使うことは絶対に避けてください。

カセットこんろを暖房代わりに使うのも危険です。

カセットガスストーブや石油ストーブを使う場合は、必ず換気を行い、火災ややけど、燃料の管理にも注意しましょう。

冬の停電対策は、「暖かくすること」と「安全に使うこと」をセットで考える必要があります。

防寒グッズをそろえるだけでなく、家族全員が使い方を知っているか、危険な使い方をしないか、停電が長引いたときに移動できる場所があるかも確認しておきましょう。

今日できることは、まず次の3つです。

  • 毛布・寝袋・カイロなどの防寒用品を確認する
  • カセットこんろやストーブの使い方と換気ルールを確認する
  • 発電機は屋内で絶対に使わないことを家族で共有する

冬の停電は、備えがあるかどうかで過ごしやすさが大きく変わります。

寒さを我慢する防災ではなく、安全に暖かく過ごすための備えを整えておきましょう。

参考情報

※以下の参考情報は、2026年6月6日に確認しています。

・経済産業省「停電時の発電機によるCO中毒や、復旧後の通電火災に注意!」
・東京消防庁「住宅で起きる一酸化炭素中毒事故に注意!」
・東京消防庁「カセットこんろの誤使用・誤廃棄による事故に注意!」
・関東経済産業局「携帯発電機・カセットこんろ・モバイルバッテリーの使用に御注意」
・NITE「一酸化炭素中毒の事故」
・首相官邸「災害が起きる前にできること」
・東京都防災ホームページ「東京くらし防災」
・北海道「北海道版避難所マニュアル」

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家庭防災の教科書 編集部
家庭の防災・停電対策・在宅避難に役立つ情報を発信する編集部です。地震・台風・停電・断水などに備え、ポータブル電源、非常食、保存水、簡易トイレ、防災グッズなど、暮らしの中で取り入れやすい「現実的な備え」をわかりやすく紹介しています。